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水族館の飼育員が教える!あなたの知らない海の生き物の驚くべき秘密

  • 生き物の生態・豆知識

みなさん、こんにちは!水族館で魚たちと日々向き合っている飼育員です。今日は普段なかなか知ることができない、海の生き物たちの意外な一面をお伝えしたいと思います。

実は、魚たちって私たちが想像している以上に賢くて面白い生き物なんです。例えば、人気者のチンアナゴは、すごく気分屋さん。お客さんが多い時は恥ずかしがり屋になって砂に潜っちゃうことも。でも、餌の時間になると首を長くして待っているんですよ。まるでペットのワンちゃんみたい!

意外と知られていないんですが、タコは世界一頭が良い無脊椎動物なんです。私が担当しているマダコは、おもちゃの入った容器のフタを開けたり、水槽から脱出しようと試みたり…。時には飼育員の顔を覚えて、好みの相手にだけ近寄ってくることもあります。

珍しい深海生物の話もしちゃいます。チョウチンアンコウって知ってますか?メスは人間の顔くらいの大きさがあるのに、オスは親指の先ほどの大きさしかありません。しかも、オスはメスに噛み付いて寄生しながら一生を過ごすという、なんともロマンチック…というか、ちょっと怖い生態を持っています。

サメの意外な一面も。ホオジロザメは怖いイメージがありますが、実は繊細な生き物なんです。水槽内での飼育は世界でもごく少数の施設でしか成功していません。代わりに、優しい性格のドチザメやネコザメなら、触れ合い体験ができる水族館も増えてきています。

生き物たちの健康管理も重要な仕事です。魚たちだって、人間と同じように体調を崩すことがあるんです。そんな時は、水質検査をしたり、獣医さんと相談したり。時には魚の歯医者さんならぬ「魚医者さん」が必要になることも。

面白いのが魚たちの恋愛事情。クマノミのメスが死んでしまうと、一番大きなオスがメスに性転換するんです。これって自然界の素晴らしい生存戦略ですよね。

毎日の給餌も工夫が必要です。ペンギンは、魚を丸飲みする前に必ず頭を下に向けて飲み込みます。これは魚の鱗が喉に刺さるのを防ぐ知恵なんです。だから、餌やりの時も、魚の向きまで考えて与えています。

水族館の裏側では、こんな風に生き物たちの習性や個性に合わせた飼育を心がけています。次に水族館に行った時は、生き物たちのちょっとした仕草や行動にも注目してみてください。きっと、新しい発見があるはずです。

水の生き物たちは見れば見るほど魅力的で、まだまだ私たちの知らない秘密がたくさんあります。これからも彼らの不思議な世界を探っていきたいと思います。皆さんも、ぜひ水族館で海の生き物たちの素敵な一面を見つけてくださいね!